行ってきました。
福圓美里と松崎亜希子さんが主宰する劇団、クロジの舞台「かみさまのおかお」に。


観にいった理由は藤田咲さんが初舞台を迎えるため。
勢い余って計4公演観ることにしました。
福圓さんとダブルキャストなので、違いを観比べるためにも両方観られるように。金曜の晩、土曜の昼夜、日曜の昼。


あらすじは、とある田舎町で小さな新興宗教をしてる家が舞台。主人公はその家に生まれた姉妹。小さな頃に姉がそこの生き神(教祖)として母から仕事を受け継ぎ、妹は普通の暮らしをして高校卒業後に一人暮らしを始める。

姉妹の両親は早く亡くなってしまい、叔父の夫妻がその管理を継いで町での信仰を集めようと続けているそうだ。

一人立ちした妹が実家と連絡を取らなくなって10年。彼氏の若い芸術家の活動資金の工面をしに実家に戻ったところから、これまで続けてきた生活にひびが入っていくことになる。


登場人物は
・姉 遺伝的な特殊な能力を持っていたために、6歳から生き神(トグリ)様として奉られる。それ以来家から外出することもなく育っていく。能登さん。

・妹 看護学校を出て看護事務で働く社会人。

・芸術家 妹の彼氏。軽いノリの若者。たっつん。

・叔父 姉妹の母親の弟。重度のシスコン野郎。姉を崇拝しており、姉が整えた信仰の形態を続けていくことを信条としている。

・叔父の嫁 親がこの家の熱心な信者らしい。信仰よりも母性が表れる人。娘想い。

・娘 叔父夫妻の娘。15歳。家が宗教をやってることよりも、それ以外の理由で両親を良く思っていない。さっきぃと福圓さんのダブルキャスト。

・生徒会長 現トグリ様に執心している学生。若い人たちの信心は離れてきているとのことだが、生徒会長はトグリ様という概念よりも現トグリ様を妄信しているよう。


話は愛憎まみれた内容なのですが、それを崩さない程度の軽い笑いや、役者さんのアドリブが良かった。
物語自体は全てハッピーエンドというわけではないのだけれど、人間臭さが残ったいい終わり方だったと思う。
この話を観て、それぞれのキャラのバックボーンや、この話を経てどこへ向かって行くのか、もしこうすれば変わったのではないのか、とか想像を掻き立てられるくらいのめり込んでました。

脚本を読んだときの福圓さんと松崎さん曰く「あまね(娘)はさっきぃだねw」ということで今回のオファーがあったそうなのですが、実際に観てると想像以上のハマり役でしたw
「あの女は実の叔父でも妹の彼氏でも構わずやりまくってる変態淫乱女なの!あんたも一発やらしてもらったら?」とか「『とぐり様ですよーあなたの好きなとぐり様ですよーほらー崇めろー』」とか口の悪めな言葉や嘲る言葉が似合いすぎてかわいかった///
ぶすっとして歩く姿や、反抗期のような激情、心底嫌そうな感じをあそこまで出せるなんて・・・似合いすぎwwそれ以上に初舞台とは思えない演技だったのが素敵でした。他の舞台に出る姿も見てみたい。
セーラー服たまらん。本物のJKとか比べ物にならん。


物販で前回と前々回のDVDも販売していて、興味が湧いたので購入。それらには今回も出ている能登さんや、門脇舞以さんも出てるらしいので、折を見て観賞したいなと。出演者に興味ある方は一緒に観ましょうw

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